12 Mar 09

######### サドルの選び方 その2 ########
■辻本誠 makoto@kijafa.com

VOL.2469掲載の「サドルの選び方」の続きです。

○ 耐久性
「壊れるまで使うんだ」という人はこの項を読み飛ばしていただく
として、サドルというものがどのくらい使えるのかを知っておくこ
とは大切です。

標準的なサドルは樹脂ベースにウレタンスポンジが貼ってあり、そ
の上に牛皮(一部は合成皮革)がかぶせられています。そしてその
下には金属製(カーボン製もある)のレースが2本、前後に並んで
走っています。

・表皮
合皮は手入れ不要なので安心ですが、牛皮は手入れが必要です。手
入れを怠ると固くなったり、ヒビ割れします。ヒビ割れすると再生
するのは難しいので新しいものと交換していただく他ありません。
固くなったものはミンクオイルを塗り込めば OKです。

・ウレタンスポンジ
使い込むと徐々に体積が小さくなり、柔らかさも徐々に無くなって
きますが、使用出来ないレベルにはなかなかなりません。しかし座
骨の先端がすぐに痛くなるタイプの方には古いスポンジは問題かも
知れません。

・樹脂ベース
サドルで一番弱いのは樹脂ベースです。サドル上面の中央部が凹ん
できたら(垂れてくる)、そのサドルはもうお終いです。サドルの
種類によって違いますし、乗り方にもよりますが、半年で駄目にな
る場合もあります。数年使っても全然へたれない場合もありますか
ら、ご自分のサドルをよく診て判断して下さい。

中央部が凹んだサドルを使っていると、お尻を動かしにくくなって
しまうので、長距離走に不都合が生じます。

・ワイヤーベース
サドルの下に通っている2本の金属棒です。この棒が重要な働きを
しているのですが、大きな力が加わわると永久変形することがあり
ます。よくあるのは後が下る、つまり後へ倒れるというか、サドル
の形が変わってしまうのです。2本の棒が同じように変形するなら
まだましなのですが、どちらか片方だけが曲がる為、サドルを後か
ら見ると、樹脂ベースの後端が地面と平行にならず、斜めに傾いて
しまうのです。一度曲がってしまったワイヤーベースを元へ戻すの
は殆ど不可能なので買い替えるしかありません。また軽量化の弊害
で折れることがあります。軽いサドルを使っている人は定期的に点
検すべきです。

○ 手入れ
手入れ出来るのは表皮くらいです。牛革の場合、メンテナンスオイ
ルとしてお奨めするのはミンクオイルです。防水性もアップする
し、柔らかくなるので乗り心地も良くなります。

http://www.sports-ws.com/fp/item/FG3AS010.html

一枚皮のサドルの手入れについては省略します。

○ 修理
表皮は樹脂ベースの裏側に巻き込んであり、接着剤で固定されてい
ますが、雨中走行が多いとか、接着が不十分だと剥がれてきます。
これはよくあることですが、修理にはセメダインが便利です。接着
剤が固まるまで挟んでおく工具が必要です。大きな力が必要な訳で
はありませんから、小さくて安い奴で十分です。

#セメダイン
http://www.cemedine.co.jp/product/domestic/adhesive/various.html

#クランプ
http://item.rakuten.co.jp/nabeya/c/0000000242/