27 Mar 09

######### トレッド模様の方向性 ########
■三浦英治 e-miura#td5.so-net.ne.jp

パナレーサーのチューブラー(プラクティス270)を使っていま
す。タイヤのロゴを車体の右側にすると・・・センターのパターン
は杉目なんですがサイドが逆に感じます。このタイヤにローテー
ションはあるのでしょうか?

#横田義行さん Panaracerから/http://www.panaracer.com

タイヤトレッド模様で方向性のあるパターン、例えばアーバンバイ
ク用やシティサイクル用タイヤの場合、雨天走行時の排水性を考慮
して、自転車を前から見てタイヤの溝が「V字」になるようにセッ
トしますが、レース用のロードバイクタイヤのようなトレッド厚の
薄いタイヤの場合は、排水に有効な深い溝をトレッドに配置するこ
とは困難なために、方向性パターンは概ねデザイン的要素が大き
く、プラクティス270のトレッドの場合も杉目の方向性は、排水性
を目的として設計されたものではなくデザイン(意匠)と理解して
いただいたらよいかと思います。

自動車のF1レースなどでドライはスリック、ウェットは溝付タイ
ヤを使用しますが、 F1のように車体、サスペンションなどのメ
カニカルグリップ以外にもタイヤで大きなグリップ力を必要とする
場合は、雨天時にハイドロプレーニング現象を防ぐためにコンパウ
ンドによるスキッド性能だけではなく接地面の排水性能が大きな役
目を担っています。

自転車タイヤの場合、自動車タイヤとちがい絶対的に接地面積が小
さくグリップ力を得ることがむずかしいために、とくにウェット路
面に対してはコンパウンドでスキッド性能を上げる工夫をしていま
す。

ご説明が長くなりましたが、プラクティス270のパターン関して
は、ラベルがギヤクランク側になるように装着するのが自転車タイ
ヤでは一般的なので、それに準じて装着されても性能上問題はあり
ません。

#辻本から/
トレッド模様を気にする人が意外に多いのですが、横田さんのご説
明にあるようにタイヤの構造やトレッドコンパウンドが大きな要素
を占めています。僕はいたずらに大きなトレッド模様は転がり抵抗
を増やすだけで無意味だと申し上げておりますが、なかなか理解を
得られません。